【ミステリージャックの歩み】初めて参加したリアル脱出ゲームは、『○○からの脱出』でした【第1章:結成前日譚-1】

はじめに

ミステリージャックが結成したのは2020年の2月です。
でも、そもそもの始まりをお伝えするには、さらに2年ほど時をさかのぼる必要があります。

結成前日譚を語る上でやはり、
初めて参加したリアル脱出ゲームは欠かせません。
これを、私こと、ぴぴんの視点で語っていきたいと思います。

すべてのきっかけとなった、とある“リアル脱出ゲーム”

それは2017年の暮れのこと。
当時、『ジョジョの奇妙な冒険』にハマっていた私に、兄(あーく(@arc_cape))からとある提案がありました。

ジョジョの奇妙な冒険のリアル脱出ゲームっていうのが岡山に来るらしいんだけど、一緒に行ってみん?」
「リアル…脱出ゲーム…?あ~、なんか、名前は聞いたことある。何年か前に、TVのCMで観たことがある気がする…。」

私は子供の頃に、よくPCのフラッシュゲームで遊んでいました。
ただ、「謎解き」というジャンルはからっきしダメで、TVのCMを観ても「自分は関係ない世界だな」なんて感覚で興味も薄く、記憶にうっすら残っている程度のものでしかなかったのです。

でも、「ジョジョのリアル脱出ゲーム」となれば、“自分には関係ない世界”ではありません。

正直、「それは絶対に行きたい!」程の熱量ではなかったように記憶しているけれども、「兄と一緒に行くならまあそれなりには楽しめるだろう」程度の気持ちで、

「いいよ、行こうか―」
と返事をしたのでした。

会場に入って拍子抜けした、初の脱出ゲーム

そうして迎えた2018年1月20日
場所は岡山シンフォニーホール。

私たちが初めて参加したリアル脱出ゲームは、
その名も『ジョジョの奇妙な館からの脱出』ッ!!
「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部とコラボした脱出ゲームだったのです。

受付に向かうと、施設の会場前にはすでに参加者の列がッ!
パーテーションの仕切りなどでチェックポイントのエリアを作っている会場内にも、ほぼ満員の人が埋まっていたのだッ!

ただ、会場内に入った私が最初に抱いた感想は、

「あれ?壁がパーテーションで作られてるけど、実際に館の中を歩き回ったりするんじゃないの?途中で会場の扉から外に出て、廊下を含めて探索したりでもするんかな?」
という、「イメージしていたよりも簡素な作りだな」という拍子抜けに近い感情でした。

この時まで私が持っていたいわゆる脱出ゲーム像は、“ルーム型の脱出ゲーム”だったのです!
(こういったジャンルを知るのも、まだまだ先の話になったのですが。)

イベントを作ることの難しさもイロハも知らない当時の私は、本当の館みたいな場所で遊べると思っていたのです。(笑)

チームの構成は、私たちと同様に、ジョジョが好きで参加したという女性2人を含めた、脱出ゲーム初参加の4人での挑戦となりました。

ゲーム開始!待ちうけていた体験とは?

「よろしくお願いしますー。」「ジョジョは何部が好きですか?」「3部で好きなキャラクターは誰です?」「やっぱりイギーが好きなんですよねー」「誰がどのキャラクターを選びます?」
なんて和気あいあいと話をしていたのを覚えています。

そう。数十分後に、全員コテンパンに打ちのめされるとも知らずに。

ゲームが始まってもマイペースで進む私たちに、
スタッフさんからのいわゆる「ヒントのお声掛け」が早々に飛んできました。
が、初心者軍団である我々は、それが「急げー!」の合図とも知らずに、今では想像もつかないほどじっくりと時間をかけて進めていたました。(笑)

ただそれでも、さすがは天下のSCRAP様。
我々のような初心者軍団でも、ラストステップの手前まで進んでいくことができたのです。
…しかし、とうとうそこでドン詰まってしまい、チーム全員足止め状態に…。

その時、ひとりが
これって…、もしかしてこういうことじゃないですか?
と発言をした部分をチーム全員が確認すると、
「「「…ホントだ!すごい!!よく気付きましたね!!!」」」

と絶賛の嵐となったのです!
その発言をした人物、それこそが私、ぴぴんだったのです!!
正直、とても気持ちよかったですね!!

しかし、それを解いてラストステップに辿り着いたのは、残り1分の時点。
さすがにきびしいかー?いやそれでも、これまで通りまっとうに解いていけばまだ希望はあるはず!
なーんて思い、初心者軍団が立ち向かう!

結果発表~~~~!!!

…お分かりですね。そう、当然初心者軍団がどうこう出来る相手ではなかったのです。
1分後には、「もう少し時間があれば間に合ったのにー」なんて言っていました。

ただ「間に合ったのにー」と言ってたのは、大謎でよくある“ひっかけの答え”だったのです。
解説中、脱出成功方法を聞いた私たちは、驚愕しました…。

「いや、そんなの分かるわけないじゃん!」
「こんなの、脱出成功しているチームなんていないって!!」

そして結果発表。
『今回、参加したチームで、脱出に成功したチームは…4チームいます!!』
「はぁ!?!?!?」
このチームの中に、私たちのチームはもちろん含まれていませんでした。
そう。脱出に失敗したのです。

初めて体験した脱出ゲームで得たものは○○と○○だった

本当に驚きだったのは、こんな無理ゲーを攻略できる人たちが居ること。
しかもそれが、1チームや2チームではなかったことに、驚愕を覚えました。

悔しいは悔しかったけれども、それよりも、実際の館でもないのに極限まで没頭していたという体験ができていたことが印象的でした。

あとは、チーム全員がドン詰まりしていた時に、
自分のヒラメキによってチームが先に進むことができた」という快感が、結果的にはここでの大きな収穫になったのだと思います。

こういった「驚き」と「快感」が、謎解きに対するぴぴんの原体験となったのです。

その後はというと…

今回リアル脱出ゲームに参加したのは、あくまで「ジョジョの奇妙な冒険が好きだから」という理由からでした。
そのためこの時は別段、「また脱出ゲームに参加したい!」とは思っていませんでした。

(ちなみに、この時お土産として買った“イギーのトートバッグ”はいまだに使っているアイテムです!)

次に脱出ゲームに参加するのは、(案外早く、)3か月後になります。

東京に遊びに行くついで、という理由で参加した、
シン・ゴジラからの脱出』という公演でした。

これもやはり「シン・ゴジラが好きだから」ということで参加しましたが、
これが、本格的に脱出ゲームにハマっていくとどめになる公演だったように思います。

それはまた別の機会があればお話ししましょう。

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