【ミステリージャックの歩み】最初の活動は地域の無料情報冊子だった!?【第2章:活動開始編-2】

ミステリージャックの歩み

前回までのあらすじ

兄:あーくが作った脱出ゲームをきっかけに、「自分たちが作った脱出ゲームを仲間たちに披露しよう!」と考えた私ぴぴんと兄あーく。
満を持してミステリージャックを結成する。

脱出ゲームの公演を作っていくと同時に、SNSの立ち上げや実施するための場所のレンタルのために動き始める。

しかし、世界では歴史的なパンデミックが発生して、ついにはロックダウン宣言をする国も現れ始め…

場所探し開始!これがミステリージャックの運命を大きく分ける

最初の壁になったのは、施設利用料金

2020年3月某日、オリジナルの脱出ゲームを実施するための場所探しを始めました。

調べてゆく中で、
活動拠点福山の、とある商業施設の貸し会議室であれば適当なのではないか、とあたりを付けました。

https://www.photo-ac.com/main/detail/4331319&title=%E8%AC%9B%E7%BE%A9%E5%AE%A4#goog_rewarded

となれば、早速見学だ!
商業施設に出向かい、責任者さんとコンタクトを取り始めました。

しかしネックになるのは、その利用金額

参加者と金銭的なやり取りを行わないのであれば、非常に安価で場所をお借りすることが出来るのですが、金銭の授受が発生するとなると、利用料金が3~4倍に跳ね上がってしまうのです。

チームとしてのネームバリューも実績もない私たちが、そんな大金を調達することは難しい。。。
とはいっても、場所としてもこの商業施設の貸し会議室以外に適当な場所はなさそうだし。。。

八方ふさがりだったところ、このタイミングでひとつの光明となるお声掛けを頂いたのでした!

女神からのお声掛け

面白そう!何か力になれることがあれば、店舗内の場所提供など協力しますよ

同施設内に店舗を構える、タピオカミルクティー店の若手の女性店長からご連絡を頂いたのでした。

活気がある物やイベントごとなどに興味があり、ミステリージャックの活動を施設の責任者から聞き、Twitter(現在X)でコンタクトを取ってくださったとのことでした。

いやー、形だけでも、SNSでチーム名を掲げていて、そして行動していて正解でしたね

当時から話し合いの主流となっていた、オンライン会議なるものを通して、実績はないけども構想だけはある、駆け出しの私たちのお話しを聞いていただきました。
(といっても、謎解きファンに毛すら生えていないようなチームの話なので、「何を話したらいいんだろう…」状態でしたが。こんなふつつか者共に付き合ってくださってありがとうございました。(涙))

話し合いの結果、
店舗を公演の場所としての貸し出しにだけにとどまらず、告知などの協力をしていただけるという話になりました。

いやもう、女神かと思いましたね!!

しかも店舗内は、20~30名は入ることが出来るのではないかという広さ

(ちなみに現在、この商業施設・店舗共に閉業しています)

二つ目の壁は、集団感染のリスク

しかし、そこでもやはり新型ウィルスの壁が立ちはだかります。

「世間的にも、今はあまり表立って人を集めてイベントをするという行動、それ自体が取りにくいんですよね」

2020年4月上旬。
店長さんと話をする中で出てきた話題でした。

当時、関東を中心として、新型コロナウィルスなるものが拡大しているというニュースが連日報道されている真っただ中でした。

『集団感染を避けるために、マスクを着用して、集まらないようにしましょう。』

この風潮に乗って、いったん開催時期は“未定”という形で延期することになったのです

日の目を見ることが無かった謎解き問題達

ほぼ全ての謎解き問題が完成しつつありましたが、結果的に言うと、結局日の目を見ることはありませんでした…。
でも、今見返すと、日の目を見ることが無くて良かったという完成度なのですが!!

クソ問&理屈通ってない謎が紛れ込んでいる
無茶苦茶な難易度調整
・公演時間が60分では到底収まらないボリューム
盛り上がりの緩急がない構成
・しかも制作のイロハも知らないので、Excelで制作しているという暴挙

よくこれで、参加費を徴収しようと思ったよなぁ…。

最初の活動は、地域の無料情報冊子だった!?

チームとして、『脱出ゲームの公演を開催する』という一点で動いていた私たちは、手持ち無沙汰になると思われたのですが、実際のところ、運よくそうはならなかったのです。

「冊子に謎解きを載せませんか?」

オンライン会議の最中、タピオカミルクティーの女性店長さんからひとつの提案が。

「福山で発行されている『CoCo街福山』という無料冊子があるんですけど、その編集長さんと知り合いでして。冊子の内容を活気あふれるものにしたいみたいなので、謎解きを掲載できないか、声を掛けてみましょうか?

え。
自分たちみたいな無名のチームが?
しかも謎解き問題をまともに作った実績もないのに?
それが無料冊子なんていう、いきなり世間の目に触れるなんていう媒体に載せる??
こわ!!!ちょっと考えさせて欲しいなーーーーー

なんて考えていたら、ここでもやはり行動派で怖いもの知らずな兄あーく

いいんじゃないんかな?作ってみようや。 はい、大丈夫…だと思います

マジか!!こわーーーーー!!!

突然現れた締め切りまではわずか3週間!

ということで、冊子で頂けることになったページ数は2ページ
最終の締め切りはなんと、3週間後

急いで制作に取り掛かりました。
ひとりではないという安心感からか、当時の心境としては

自分達の作品を表に出す怖さ3割ドキドキ感が7割 くらいだったと思います。

自分達がこれまでにやってきた謎解き作品の構成を思い出しつつ、
完成形を思い描き、
そこに辿り着くための問題を作り始める…。

そうして、Excelで作品を作り、(←Excel!?!?)
実際に印刷して、テストプレイをして、内容の確認を取って…。

2週間後、なんとか形になったのです!

ミステリージャックの記念すべき第一作目

一作目は、地元福山を題材に

こうして生み出された、ミステリージャックの記念すべき第一作目。それが、

こうたくんからの手紙

です!!

ストーリーは、
福山に住む小学生のこうたくんから送られてきた手紙の内容を解き明かしていく

という、シンプルな作品。
(現在は、コチラから遊ぶことが出来ます)

活動の要となる「CoCo街福山」

2020年5月15日。
『CoCo街福山 2020年5月号』発行。

これが、ミステリージャックとしての処女作が世間にお披露目される日になったのです!

ここから、しばらくは「CoCo街福山での無料謎解きの掲載」が活動の要になることになります。

つづく。

あとがき

今振り返ると、
当時、謎解きのクオリティ・納得感・デザインに至るまで、全てが“まだまだ”です。(笑)

PC上で使うツールなんて、WordとExcelとPowerPoint位しかなかったので、
なんとこの時は

「Excelはデザインツールである」というとんでもない勘違いをしていたわけです。

そりゃデザインのズレが生じるし、『こうた君からの手紙』の後半のパートで紙を折りたたむ時に「思い通りに重なってくれない!」という穴にハマるわけです。

いまだにプレイ&クリア報告ポストをしてくださる方がいますが、なんというか、
「これが私たちの最初の作品なんです…。ここからスタートしていたんです。大目に見てくださいね。」
という感じです。(笑)

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